産科フィスチュラ(ろうこう、ろう)という言葉を耳にしたことはありますか?医療へのアクセスがないままに、出産に挑み、陣痛が長引くことにより、出産後、膣部にダメージを受け、そこから、糞尿漏れが起こったり、感染症を合併したり、下肢障害を引き起こすことがあります。通常、赤ちゃんも死産に終わります。

フィスチュラは、9割方、手術で直ります。再度の出産も、可能になります。

フィスチュラジャパンは、「産科フィスチュラ」に悩むエチオピアの女性のために、無料で治療を続けるアジスアベバ・フィスチュラホスピタルを支援する非営利団体です。

連絡先:104-0061 東京都中央区銀座1-22-12 ノルン株式会社気付 フィスチュラジャパン
電話03-5159-9890、ファックス03-5159-9889、電子メール info@fistula-japan.org
★都合で、2006年6月1日付けで、連絡先が変わりました。ご迷惑をおかけしますが、ご協力ください。




ヤフーブログが、重いのでこちらに変えました。情報をインポートできずにいます。なので、ヤフーブログのほうは、こちらからどうぞ。



アジスアベバに、駐在中の國枝美佳が現地でリエゾンを担当しています。




2005年4月以降の活動状況をご報告します。会計報告とあわせてご覧ください。



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アジスアベバ・フィスチュラホスピタルについて


患者や看護助手に囲まれるハムリン医師。

フィスチュラホスピタル入り口部分。


清潔に保たれる病室風景


患者が多数。寄付されたセーターを着て。





アジスアベバ・フィスチュラホスピタルは、レジナルドとキャサリン・ハムリン夫妻が、1974年に開設した、フィスチュラ専門の無料治療院です。二人は、オーストラリアで産婦人科医師となり、イギリスでも勤務した後に、エチオピアに数年滞在し、途上国の医療問題に取り組もうと考えたといいます。1950年代のことでした。

フィスチュラという初めて向き合う疾病の切実さに、二人は、フィスチュラ治療に尽力し、1974年には、押し寄せる患者とともに、窮屈になった勤務先から押し出されるようにして、フィスチュラホスピタルを開設したのでした。

資金繰りの苦しさについても、キャサリン医師の自伝に詳しいところがのっています。レジナルド医師は、治療行為がおわると、夜は、カルテ作りのほかに、毎晩、「金持ちだ」と聞いた人、団体に対し、資金援助の手紙をしたためていたといいます。イギリスやオーストラリア、そして、アメリカにも遠征し、募金活動を展開しました。

現在、イギリス、オーストラリア、アメリカなど、主要国にフィスチュラホスピタルのパートナー寄付団体が存在しているのは、こうした二人のたゆまぬ努力の結果なのです。

レジナルド医師死亡後、キャサリン医師は、自ら講演や資金集めのスピーチなどをこなすようになり、2004年1月には、有名なオプラ・ウインフリー・ショーにゲストとして登場もしました。

キャサリン医師の略歴は、こちらから。

アジスアベバ・フィスチュラホスピタルは、2005年から、高齢のキャサリン・ハムリン医師にかわり、事務局長にマーク・ベネット氏、メディカルディレクターには、アンバイエ・ウオルド・マイケル医師が就任しました。ハムリン医師は、創立者/院長という形で依然、インタビューや執刀にフル活動を続けておいでです。

近年、アジスアベバ・フィスチュラホスピタルのこれまでの地道な活動ぶりに加え、WHOやUNFPA(国連人口基金)などの国際機関が、フィスチュラ問題に積極的になってきたことなどもあり、病院は、エチオピア政府の協力はもとより、オーストラリアのODAなどの国際的な政府支援なども受けて、現在、広大なエチオピア国内において、少しでも患者のアクセスを良くできるよう、分院の建設を進めています。


広大なエチオピア領土(109.7万km2、日本の約3倍)は、アクセスが悪いところが多く、中央高地に首都アジスアベバがありますが、同地にある病院にアクセスするため、地方の女性たちは、家族の協力により、財産を売り払ってもらって交通費を作り、何日もかかって首都に行き着きます。

現在、地方5箇所に急ピッチで分院の建設が進められています。A)ババールダール、B)メケレ、C)イルガアレムは、すでにオープンし、DメトウとEハラールの建設が待たれています。これらの建設費用には、オーストラリア政府などのODAなどが利用されています。

今後、首都にあるアジスアベバフィスチュラホスピタル本院、近郊長期療養村デスタメンダ、そして地方分院5箇所の維持費用の捻出は、病院や私たちの募金活動による自助努力にまかされることになります。(2006年9月)




アジスアベバ・フィスチュラホスピタルの報告書については、こちらから。

 




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